64kbpsでも、常時接続でインターネットを使用できることは、日本にとっては、大変進歩したことだと思う。 PM11時からの定額料金接続である、NTTのテレホーダイは、トラフィックがその時間帯に集中し、64Kbpsどころか、32Kbpsも出ないこともざらであり、とても使えた物ではない。 常時接続の利点としては、@メールがきたら直ぐに分かる。Aインターネットラジオを聴ける。Bインターネット電話を使用しても、料金が変わらない。 等いろいろなメリットがある。 |
NTT東日本(詳しい情報はこちらからどうぞ。)
フレッツISDNに加入すると、上の写真の様に封書で、設定マニュアルが送付されてくる。 ここでは、一般のPCの設定以外に、接続先の電話番号(地域IP網)などが記載されています。 地域IP網とは、プロバイダーが提供する地域に自分の設置しなくても良いように。NTTが持っているIP網で 交換機〜プロバイダーのルーターまでサービスを行っているものです。 これによりプロバイダーは、その地域に設備を1つだけ設置すれば良く、サービスを素早く開始することが可能となります。 その代わり、エンドユーザーには、NTTからその分の費用を請求されています。 (3600円/月) ちなみに、北海道では、札幌に地域IP網の拠点があり、プロバイダーはそこで接続し、 自分の網に引き込んでいます。 実際のスループット(速度)ですが、ベストエフォートで帯域が補償されている訳ではないので、日や時間帯により、スピードが変化します。 これは、プロバイダーのバックボーンにより変化します。 私は、@niftyとIIJ4Uの両方で速度を確認しましたが、それぞれの抱えているエンドユーザーの特性から 同じ時間帯でも、プロバイダーが異なると、スピードが変化します。 − 1月20日昼間での実験 − ・@nifty 40kbpss ・IIJ4U 60kbps だた、この結果は逆転する可能性もあり、参考にしかなりません。 また、他の時間帯では、@niftyでも60kbps以上出ているときもあります。 ●常時接続での注意点 フレッツISDNでは、グローバルアドレスが接続の度に割り振られ使用されますが、長時間接続していると、 クラッカーの攻撃対象になりかねません。 とくにTA(ターミナルアダプター)は、ネットワークとPCが直接接続されるため、危険です。 TAでの使用は、使用後は切断するか、ソフトウェアファイヤーウォールを導入すべきでしょう。 ルーターでの使用は、ENATが付いているのであれば、有効にし、外部からPCが見えないよう対策するのが賢明です。 (特にルーターの場合は、PCの電源を切っても、接続を切断しないので、要注意です。) |