CATV ケーブルテレビでのインターネット接続 


 

 

 本サービスは、既存のCATV網を使って、インターネット接続できるようにしたものです。
本来、CATV網は、TVチャンネルの配信のためのインフラでしたから、他のネットワークとは形態がことなり、局からエンドユーザーの配線を複数のユーザーで共有する形になっています。
 価格的には、すでに布設してある同軸ケーブルを使用して通信サービスをおこなう訳ですから、比較的安価になります。 私の実家の旭川市では、旭川ケーブルテレビ鰍ナポテトランドというサービスをおこなっています。

 

 

J−COM(札幌市)

旭川ケーブルテレビ(ポテトランド)

帯広シティーケーブル(OCTV)

函館市民テレビ(ニューメディア)








CATVインターネットの注意点
 
 旭川ケーブルテレビ(ポテトランド)に加入すると、上の写真の様に、設定マニュアルとケーブルモデムを工事業者方が納入してくれます。
 工事は、基本的に換気口、エアコン用の穴等、外壁から室内にケーブルを引き込むことになります。
工事自体は、大体30分〜60分位かかります。

 貫通させるケーブルは、5C−2Vで、直径7mm位のケーブルです。 これを納入されたケーブルモデムの背面のF型コネクターに差し込みするわけです。 差し込み自体は、業者の方がやってくれます。

 電源を投入し、PCの電源を入れると、CATV側から送られてくる、DHCPで自動的にIPアドレスが登録されます。 電源を切ったり、CATV側でメンテナンスしないかぎり、IPが変わることはありません。

 実際のスループット(速度)ですが、ベストエフォートで帯域が補償されている訳ではないので、日や時間帯により、スピードが変化します。
 
 
− 1月3日夜間での実験 −
 ・ポテトランド 60kbpss

 
  サービスしている場所は、旭川市内ですが、一部永山などは、サービス外となっています。
(HPでご確認下さい。)

価格は、3900円で64kbpsのサービスと6900円で128kbps です。
この金額で、接続料とプロバイダー費用が入っている訳ですから、安いかもしれません。



●常時接続での注意点
 ポテトランドでは、グローバルアドレスが接続の度に割り振られ使用されますが、長時間接続していると、
クラッカーの攻撃対象になりかねません。

 とくに本サービスでは、ネットワークとPCが直接接続されるため、危険です。
使用後は切断するか、ソフトウェアファイヤーウォールを導入すべきでしょう。
 


<写真1>実際にダウンロードしたところ、2.74Kbyte/s=21.92Kbps
出ていました。時間によってスループットが落ちています。

  


<写真2>PINGコマンドにてDNSを確認したところ、4回おきにタイムアウトになっています。
これでは、レスポンスが低下してしまいます。